「ヘンゼルとグレーテル」では初稿では単に「老婆(eine alte Frau)」であった表現が、初版で「石のように年とった老婆(eine steinalte Frau)」に変えられ、魔女蔑視の感情がこめられていく。

野口芳子、2002、『グリム童話と魔女』p.11